グラビア印刷機
第11号![]() |
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少し古い話になりますが、2014年3月31日の「包装タイムズ」に印刷加工業実態調査のシリーズで「印刷機老巧化業界再編を刺戟か」という記事がありました。 |
この記事を読まれた読者は「確かにその通りだ」
と、絶望的な気持ちになったのではないでしょうか? |
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現在航空自衛隊の第一線で活躍中の戦闘機
F-15は1970年代にアメリカで生まれ、航空自衛隊で実戦配備されたのは1986年です。 |
それは、この30年間の電子技術の進歩を利用して、その時代の要求に合うようにレーダやミサイルや支援機器を、絶えず改修してきたから、F-15は何年たっても最新鋭機なのです。 |
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もうお分かりですよね。 |
ではB社はどうでしょうか? 言葉の意味 |
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上の写真、少し解かり辛いですが、何年も使用しないで放ってあったボロボロの印刷機を、フレームだけ残して最新式のセクショナルに改修したものです。 |
でも予算のない会社がセクショナルにする必要はなくて、従来のものでもプチ改修で十分な成果を上げることができます。 |
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改修をしていない機械で一番最初に手をつけなければならないのがテンション関連です。 |
巻取機もパウダ式でも十分使えますが、更なる性能アップを望むなら、サーボ式に改修すべきところです。 |
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第13号
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なぜグラビア印刷機のインフィードとアウトフィードのテンションコントローラ(以下テンコン)はサーボモータを使用した速度テンコンでなければならないのでしょうか? |
それには、こちらの説明の仕方が不十分な点があったのかも知れない、という反省に立ちながら再度解説を試みたいと思います。 |
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この図のIFとOFの構成部品が書かれているNO・1の制御方式が、この二つの条件を満たしており、グラビア印刷機における、理想的な制御方式です。 |
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図におけるIFとOFがパウダブレーキとパウダクラッチで構成されるNO・2の制御方式です。 |
ブレーキだけでは巻出しテンションよりも小さい「IFテンション」を制御することができないのです。 |
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原理図におけるNO・3の構成がこの制御方式になります。 |
実験した人にはわかりますが、少しの速度変化でテンションは大きく変動します。 |
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同じ時期に創業したのに、何十年か経った現在業績をのばして大きくなった会社と、そうでない会社があります。 |
これに対し改修は機械の性能アップを目的としますから、改修した翌日からロスが減少しますので、この減少したロスの分が配当として戻ってくることになるのです。ですからこれを設備投資と呼ぶことができます。 ★★設備投資が利益の分かれ目★★ |
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1・この図はサーボモータとサーボモータを使用した速度テンコンである。 | ||
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